■ "Gates questions Big 3 bailout" (straitstimes.com)
'What is it that investors are seeing
about this business model or cost structure
that makes them unwilling,
and why, in that case,
is the government alone stepping forward in this way?'
(Bill Gates)
投資家が米自動車大手3社 「ビッグスリー」
[クライスラー (Chrysler)、フォード (Ford)、
ゼネラル・モーターズ (General Motors, GM)]
のビジネスモデルやコスト体質を問題視するなかで、
なぜ政府だけがこのような救済に踏み出すのかと、
ビル・ゲイツは苦言を呈 (てい) す。
ふむふむ。
これはもっともなクエスチョンだ。
しかし、ゲイツがこのような疑問を
投げかけた背後にはもっとべつななにかが
あるのではないか、と勘ぐってみる。
なによりもまず、自動車大国であるアメリカにおいて、
GM、フォード、クライスラーのビッグスリーを
筆頭とする自動車産業は、
すでにして斜陽業界である。
なにしろ、かの国の自動車産業の将来の担い手に
なっているのは、トヨタやホンダなどの
日本の自動車メーカーであり、
そこにビッグスリーが入り込む余地は
ほとんどなくなっているという現状がある。
要するに、ビッグスリーはもうとっくに
瀕死寸前であるうえに、もはや市場から
まるで声がかからない状況にあるという
実に哀れきわまりない様相を呈しているわけだ。
だとしたら、ここでわざわざ公的資金を注入して、
かの国のひとびとの神経をさかなでるようなマネを
するよりはむしろ、政府は科学や教育分野への投資を
積極的に実施したほうがはるかに賢明ではないか、
というのがゲイツの主張の骨子 (こっし) である
ように思われるのだが、いかがであろうか。


